先日、40th Birthday バリトンリサイタルが終了いたしました!
ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。
今回は、直前に初めて溶連菌にかかってしまうという今までにない事態が起こり、どうなることかと思いましたが、風邪には気をつけていたので、うがいをこまめにしていたおかげか、範囲は狭かったようです。
主治医の望月さんの「大丈夫、この状態なら、間に合う!」の言葉を信じ、数日を耐え、無事本番を迎えることができました。
第一部冒頭、R.シュトラウスの「献呈」「明日!」。
第1部 ゲスト① ミュージシャンの阿部浩二さん。
阿部さんの歌を初めて聞いたのは品川駅前。
ひたすらに真っ直ぐな声と、ひたすらに真っ直ぐな、真っ直ぐすぎるくらいの鋭い言葉。
ジャンルを問わず、良いものを聴いてもらいたいという想いから、出ていただきました。
第2部 愛の妙薬 より
ソプラノの中嶋彩香さん、テノールの鈴木蓮さんと
中嶋さんは中学・高校・大学・大学院の後輩に当たります。
鈴木さんは教え子。
ドン・パスクアーレ より
ソプラノの髙橋慶さんと。
髙橋さんも高校・大学・大学院の後輩に当たります。
セビリャの理髪師 より
メゾソプラノの佐藤涼香さんと
佐藤さんも、高校・大学の後輩。
ゲスト② テノール城宏憲さんと カルメンの二重唱。
先日「椿姫」で親子役で共演した際に打診したところ、快く引き受けてくれました。感謝!!
プログラム最後は仮面舞踏会のアリア
病み上がりとはいえ、そんなことに意味はなく、音楽をしっかり届けることは最低限やるべきこと。
曲目変更する事無く、全プログラムを終えることが出来ました。
アンコールは、もっとも共演の多い小瀧俊治さんに出ていただき、「初恋」を。
もともと、今回都合がつけられないかも、ということで、今回は新進気鋭の素晴らしいピアニストである渡邊智道さんに出ていただいたのですが、多忙な中小瀧さんも駆けつけてくれたので、最後に出演していただきました。
最後に共演者の皆さんからのサプライズ!
思わずうるっと来てしまいました…! ありがとうございました。
後で聞いたら、弟子である鈴木蓮さんの発案とのこと。ありがとう。
(撮影:平舘 平さん)
打ち上げは五反田「sakeおかわり」さんにて。
とても楽しい一夜でした!
今回は”試練”のリサイタルとなりましたが、それ以上に、周りの人に恵まれていることを改めて実感させられた、素晴らしい機会となりました。
皆様に、心から感謝を。
これから、もっともっと、頑張っていきたいと思います。
井上雅人