リサイタルの合わせ:「急流下りの花嫁」

助演の仕事の後に、リサイタルの合わせでした。
川口くんのピアノは本当に、構成力と、それにハートがあって素晴らしい!
この大曲「急流下りの花嫁 Koskenlaskijan morsiamet」、あとは自分の声のスタミナにかかってきました。。^^;
今日測ったら13分。。。

写真 2014-12-31 9 44 27
しかし本当に良い曲!!
歌もピアノも超絶大変ですが、是非聴いてもらいたい曲です。
フィンランドの民族叙事詩「カレヴァラ」の中の話を基にした悲しいお話。
————

曲の内容
人間の若者ヴィルヘルミが、花嫁のアンナを舟に乗せて急流を下っている。
その急流では女神ヴェラモと海神アハトの娘が、思いを寄せる人間の若者(ヴィルヘルミ)の事を待っている。いつもここでヴィルヘルミの事を遠くから見守っていたのだ。
やがてヴィルヘルミの舟が来て喜び近づくが、側にはもう一人の人間が。全てを悟ったヴェラモの娘は、適わぬ想いへの報いをしよう、と 一気に水面へと飛び上がる。
ヴィルヘルミの小舟はひっくり返り、ヴィルヘルミは愛する人と一緒に死んだ。
今でも川にはヴェラモの乙女の大岩があり、その大岩はヴィルヘルミの舟を幸せと一緒に沈めたという言い伝えがあり、波の乙女はそのことを繰り返し嘆き、海で恋する若者たちを心にかけているという。

————

チケットぴあ:井上雅人バリトンリサイタル

コメント

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)