本日東京に戻ってまいりました。
東日本大震災以降、東北出身者として、何かできないかと思った中で始めたのが被災地での演奏活動でした。
押し付けにならないよう、現地の方とつながりを得て、毎年行かせていただいております。
今回は、同じく東北出身(仙台出身)のピアニスト小瀧俊治さんと、芸大の後輩で素晴らしいソプラノの金持亜実さんと一緒に行ってまいりました。
25日はMUSIC & Bar QUEENさんでのコンサートでした。
震災以降、毎年いわきに演奏に行かせていただいておりますが、Bar QUEENの加藤様にはいつもとてもご尽力いただいております。本当に、ありがとうございます。
二日目 – 26日のお昼は野口雨情記念 童謡館にて無料のコンサートを開催させていただきました。オペラアリアの他、「七つの子」「十五夜お月さん」などを演奏させていただきました。
たくさんの方に来ていただきました。
こちらもまたたくさんの方に来ていただきました。
お昼の童謡館での演奏と両方来てくださった方もいらっしゃいました。
大変お世話になりました。
素敵な空間で、響きも非常に良かったです。
福島は他の被災地とは状況が大きく異なります。
壊れたままの防波堤。綺麗になった=撤去され何も無くなっただけ の土地。
今後もずっと付き合っていかなければいけない食品の数値の計測。
まだまだ解決していない問題であることを、私たちは忘れてはいけません。
お店で売っているものなどは、今でもしっかり計測がなされているようでした。
海のものはほとんど北海道など他のところから運んできたもの。実際、最近は、福島の方より、東京から来た方の方が計測してみると内部被ばくの数値が多く出るケースも多いそうです。
東京にいるとつい感覚が薄れがちですが、鈍感になってはいけない問題です。もちろんヒステリックに、過敏過ぎてもダメ。冷静に、把握することが大事なのだと思います。