蝶々夫人 ー シャープレス役

シャープレス。
今回初めてやる役なのですが、これが難しい。
というのも、キャラが濃くないから。
シモン・ボッカネグラをやった時もそうなのですが(シャープレスよりはマシですが)、バリトンによく求められるアクの強さがありません。
シモンは父という役割が非常に強く、人物を作る上で重要な要素でした。
一方シャープレスは父でもない。でも、この作品の中で、蝶々さんの父のような存在であると思います(蝶々さん側から見た父ではなく、シャープレスが蝶々さんを娘のように気にかけている)。
良識もあるので1幕ではピンカートンに忠告もしますし、2幕では蝶々さんとの手紙の二重唱、3幕ではスズキ、ピンカートンとの3重唱にシャープレスの蝶々さんへの思いが伝わってきます。
しかし同時に、ピンカートンに忠告だけで止めはしなかった、この悲劇を招いた一人としての罪も背負っていると感じています。
今回自分のシャープレスは極力細かい小手先の動きは減らそうと思っています。
顔で演技する様な役ではない。細かく動き回る役でもない。
この空間に存在し、この悲劇を見守り、また罪を背負う。
写真は実在する元領事館。

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