リサイタルで使用するピアノについて

エラール 1867年製

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今回の「デビュー10周年記念 井上雅人バリトンリサイタル」の前半に使用するフォルテピアノ「エラール」。
福沢諭吉の孫進太郎氏(慶応大教授、1912〜95年)がパリ留学中に、ギリシャからパリ国立音楽院に留学していたソプラノのアクリビさん(1916〜2001年)に出会い、結婚。
そしてパリの名家のサロンにあったこのエラールを譲り受けました。
そのサロンではリストも弾いたと言われています。
現在はサントリーホールが所有しています。
今回は第一曲目にリストの歌曲「おお愛し得る限り愛せ」を取り上げます。
リストの有名なピアノ曲「愛の夢 第3番」のオリジナルがこの歌曲。

リストとも縁のある楽器で、リストの歌曲から始められることは、今から楽しみでなりません。。。

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