会場 すみだトリフォニーホール
出演 ペドロ・アルフテル (指揮)
鈴木大介 (ギター)
井上雅人 (バリトン)
新日本フィルハーモニー交響楽団 (オーケストラ)
主催 新日本フィルハーモニー交響楽団
料金 4,500円 (一般・S席)
2,000円 (一般・A席)
2,000円 (学生・S席)
1,000円 (学生・A席)
ペドロ・アルフテル:グラン・カナリア島の鐘
P.Halffter: Las campanas de Gran Canaria
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
Rodrigo: Concierto de Aranjuez
ギター:鈴木大介
ヒナステラ:エスタンシア op.8(バレエ全曲版)
Ginastera: Estancia op.8 (Complete Ballet)
朗読・歌:井上雅人
アルゼンチンの作曲家 アルベルト・エバリスト・ヒナステラ(正確にはイタリア語読みで「ジナステラ」)が作曲した『エスタンシア』というバレエ音楽です。エスタンシアとは、アルゼンチンやチリで見られる大規模な農園のこと。
ヒナステラが実際に訪れたアルゼンチンの農村の生活の様子、ガウチョ(牧畜などに従事していた、スペイン人と先住民などの混血民族)の様子が描かれています。
第一場 夜明け
第二場 朝
第三場 昼
第四場 夜
第五場 夜明け
という流れになっています。
そしてこの作品の中では、アルゼンチンの聖書として知られる、ホセ・エルナンデス(1834‐86)の叙事詩「マルティン・フィエロ(Martin Fierro)」より、第1節、第23節、第24節、第25節、第26節が、「朗読」、そして第156節、第423節、第245節が「歌」として引用されており、今回は井上がそれを務めます。
この作品のストーリーとは関係がないようですが、「マルティン・フィエロ」は、アルゼンチンの中央部、パンパと呼ばれる大草原で自由を享受しながら生きていたガウチョたちを主人公にした、ガウチョ文学の最高峰と言われているものです。ガウチョたちの生活などをより印象つけるために導入されたのかもしれません。
非常にエネルギーに満ち、そして美しく、時にもの悲しく、、素晴らしい作品です。
今回はマドリード生まれのペドロ・アルフテル氏の指揮。そして氏が作曲した作品も演奏されるとのことです。
そしてそして、ギターの鈴木大介さんの演奏も必聴です!僕も今からとても楽しみにしています。